健康診断 3T(テスラ)MRIによる高精密な脳ドックについて 2023.03.16 チーム メディカル クリニックの脳ドック 脳の疾患は自覚症状なく進行します。突然発症すると仮に命を取り留めたとしても、言語障害などの重い後遺症を残すことが少なくありません。脳ドックとはMRI装置を使い、脳の疾患や萎縮を発見、早期診断することが目的の検査です。当クリニックは最新の3T(テスラ)MRIを導入し、短時間で高精度な脳ドック検査を実現しました。さらに脳の疾患やアルツハイマーの小さな危険因子も見逃すことのないように読影専門医と常にダブルチェックを行っています。万一疾患が見つかった場合も、検査当日中に提携の医療機関をご紹介し、適切な治療が受けられるように体制を整えています。 こんなお悩み・症状があればご相談ください 脳卒中のリスクを調べたい 脳腫瘍等がないか調べたい 認知症のリスクが気になる 最新3T(テスラ)MRIが少しの異変も見逃しません 最新3T(テスラ)MRIは、大病院などの臨床現場へ積極的に導入が進んでいる最新機器です。一般的な1.5T(テスラ)MRIの4分の3程度の時間で、約2倍の高画質・高精密な画像を描出できるので、脳や血管の微細な異常も見逃しません。 FLAIR(フレアー) 水成分を見えなくし、脳内の出血や、虚血している血液成分を強調して検査することができます。 T1WI(ティーワン強調画像) 脳の内部構造や脂肪組織、萎縮の程度など、脳全体を観察することができます。 T2*WI(ティーツースター強調画像) 脳内の出血を鋭敏に捉える撮影法で、微小な脳出血を発見することができます。 DWI(ディフュージョン:拡散強調画像) CT検査ではわかりにくい、超急性期脳梗塞や悪性腫瘍を診断することができます。 T2*WI(ティーツースター強調画像) 脳内の出血を鋭敏に捉える撮影法で、微小な脳出血を発見することができます。 DWI(ディフュージョン:拡散強調画像) CT検査ではわかりにくい、超急性期脳梗塞や悪性腫瘍を診断することができます。 頭部MRA 脳の血管の流れや状態を調べます。無症状の脳動脈瘤や血管の閉塞・狭窄を調べることができます。 頚部MRA 頚動脈の血管の状態を見て動脈硬化を調べることで、脳梗塞の兆候を調べることができます。 VSRAD(ブイエスラド)システムで軽度認知症を早期発見 脳ドックでは、VSRADと呼ばれるソフトウエアを用いて、MCIやアルツハイマー型認知症発症の危険性を予測できるようになりました。最近物忘れが増えたと感じる方に受診をおすすめします。VSRADは、目視では診断が難しかった早期アルツハイマーに特徴的な、脳の内側の側頭部の萎縮を視覚的に読み取ることができます。受診者様のMRI画像と健常な脳の画像を比較し、脳の萎縮の度合いから早期アルツハイマー型認知症のリスクを診断します。 脳ドックの診断結果は検査当日にご説明 脳ドックの検査結果は、東京慈恵会医科大学附属病院の脳神経外科専門医が検査当日にご説明します。3T(テスラ) MRIの導入により検査時間も大幅に短縮、1時間程度としています。 万が一の場合は連携病院を即日ご紹介 脳ドックの結果によって専門医療機関での精密検査や治療が必要と診断された場合は、直ちに連携病院をご紹介し、その後のスムーズな再検査や治療が受けられるよう紹介状を発行いたします。ご自身で病院を探す負担を軽減できます。 診断の見落としを防ぐためのWチェックも徹底 重大な所見の見落としを防ぎ、精度の高い診断ができるよう、画像読影のWチェック体制を整えています。 体のすみずみまで調べる「人間ドック」もご一緒に 脳卒中などの脳疾患の原因には高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病や、過度の飲酒や喫煙が挙げられます。それらの原因を特定するためにも、体のすみずみまで多岐にわたって調べる人間ドックも合わせて受診することで、将来的な病気の予防や早期発見に役立ちます。 この記事を監修した石橋医師の経歴はこちら