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コラム

タバコを吸わない人の肺がんが急増中!予防の秘訣は豆腐と納豆

up to date : 2020.01.31

院長 小林 晶子(内科・神経内科)

喫煙が影響しない「肺腺がん」が女性を中心に増加

がんの死亡原因の中で、肺がんは男性で第1位、女性でも第2位と高く、年間で7万4,000人以上が亡くなっています(2017年)。肺がんの原因といえば、第一にタバコ(喫煙)が挙げられると思いますが、最近はタバコを喫わないのに肺がんになるケースが増加。非喫煙者の肺がんは全体の50%に達し、男性で40%、女性においては実に70%にまでおよびます。
実は、肺がんには「扁平上皮がん」など喫煙の影響が非常に大きいタイプと、「肺腺がん」のように影響はあるもののそれほど大きくないタイプがあります。タバコの値上げや喫煙場所の限定など、タバコに関する規制が厳しくなり喫煙者の人口は徐々に減少。その結果、「扁平上皮がん」の罹患率は下降傾向に転じ、一方で、「肺腺がん」が増加しているのです。

原因は「エストロゲン(女性ホルモン)」と「汚染大気」

肺の中には細い気管支が木の枝のように広がっていて、その末端の肺胞という部分で二酸化炭素と酸素の入れ替えがおこなわれます。「肺腺がん」は肺胞のある末端部付近という肺の奥にできるため咳や痰などの初期症状が出にくく、早期発見が困難。見つかった時にはかなり進行している、ということも少なくありません。
タバコの影響が少ない「肺腺がん」ですが、近年の調査研究から「エストロゲンの過剰分泌」と「汚染大気」が原因として有力視されています。エストロゲンは女性ホルモンの1つであり、初潮が早く閉経が遅い、月経期間の長い女性ほど過剰分泌のリスクが高まります。しかも、喫煙しない女性の方が、エストロゲンの影響が大きいことも指摘されています。

1日に豆腐半丁、また、納豆1パック+1/3で予防

早期発見が難しい「肺腺がん」は、いかに予防するが重要。そこで注目されているのが、エストロゲンと化学構造が似ている「イソフラボン」の働きです。豆食品に多く含まれる植物性ホルモンの1種で、体内でエストロゲンに似た作用をします。
「肺腺がん」の原因であるエストロゲンに似ているなら逆効果では?と思えますが、不思議なことに肺がんについては反対。国立がん研究センターの調査によれば、イソフラボンを1日48mg摂取するグループは、9mgのグループと比較して予防効果が見られ、男女ともに罹患リスクが減少しました。ただし、喫煙者にはイソフラボンの摂取効果は見られなかったため、予防のためにはまず禁煙が必須となります。
イソフラボン48mgを摂るには、豆腐なら1丁の半分弱(160g)、納豆なら1パック+3分の1を。他の食品と共にバランスよく食べることをお勧めします。

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