自宅にいながら医師に花粉症の薬を処方してもらえる、花粉症のオンライン診療とは?

3月から5月にかけては花粉症で辛い方が多い時期ですが、自宅にいながら全国どこからでも医師の診察を受けて花粉症の薬を処方してもらえる花粉症のオンライン診療とは、どのようなものなのでしょうか?当院の事務職員である小笠原が、実際に診察を行っている内科医の吉田医師に聞いてみました。

花粉症のオンライン診療とは?

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/12/ogasawara-300x300.jpg
小笠原

花粉症で辛い場合、オンライン診療として医師の診察を受けられるとのことですが、実際にはどのような処置をされるのでしょうか?

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

まずはマスクやメガネなどで花粉そのものからの防護をお勧めし、花粉によるアレルギー症状や皮膚の症状に効果がある抗ヒスタミン薬を処方します。場合によっては目薬、点鼻薬もつかって症状を和らげる方法が一般的です。

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/12/ogasawara-300x300.jpg
小笠原

本当に自宅にいながら、全国どこからでも受診できるのですか?

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

はい。スマートフォンなどがあれば全国どこからでも受診できます。先日も青森や大阪の方が東京にある当院で花粉症のオンライン診療を受診されていました。受診の後に現地の薬局で薬もお受け取り頂けます。

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/12/ogasawara-300x300.jpg
小笠原

ちなみにオンライン診療で花粉症の診察を受けた場合、金額はいくらくらいですか?

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

保険診療となりますので診察費は1,000円程度です、他にはオンライン診療のCLINICSアプリを介して診察している通信費として770円が必要です。お薬代は患者様により数百円〜と異なります。

花粉症のオンライン診療のメリットとデメリット

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/12/ogasawara-300x300.jpg
小笠原

スマートフォンで診察が受けられることはとても便利なように感じますが、花粉症のオンライン診療にはどのようなメリットやデメリットがありますか?

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

まず、メリットとしては時間の節約です。実際にクリニックに行く手間や待ち時間が必要ありません。忙しい人が手軽に受診できます。

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

デメリットとしては、直接診察できないため、花粉症とその他のアレルギーや風邪などの合併症状だった場合は、喉や鼻などを実際に目で見て診察できないことでしょうか。

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/12/ogasawara-300x300.jpg
小笠原

そうしますと、自分の症状が花粉症だとほぼわかっている場合はオンライン診療が手軽で便利だという認識でよろしいですか?

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

はい。毎年花粉症で同じような症状をお持ちの方でしたら、対面の診察でもオンライン診療でも診察する内容はほとんど同じです。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎(ふくびくうえん)などの合併症かも?と疑われる場合は、耳鼻科で受診されたほうが良いかもしれません。

花粉症における内科と耳鼻科の診察の違い

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/12/ogasawara-300x300.jpg
小笠原

先生は内科ですが、内科と耳鼻科で花粉症の診察は何が違うのでしょうか?

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

内科の場合は症状から花粉症だと判断した場合、それに対しての薬を処方します。花粉症の場合は処方する薬の中身は耳鼻科でも内科でもほとんど変わりません。

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

耳鼻科の場合は鼻や喉の粘膜の症状や腫れ具合、他のアレルギー症状が合併していないかなどをしっかり診てくれると思います。ですから、鼻水や鼻詰まり、くしゃみなどの症状がよほどひどいと思われる場合は、内科よりも耳鼻科で診察を受けた方が良いと思います。

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

耳鼻科では舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)といって花粉症の原因であるスギ花粉などの抗原を舌の下に少量投与し、毎日体内に少しずつ吸収させることで抗原に対する感受性を低下させる治療なども行なっています。

医師の診察で花粉症の症状は改善する?

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/12/ogasawara-300x300.jpg
小笠原

花粉症の時期は受診せずにそのまま我慢している人や市販の薬を購入して飲んでいる人が多いと思いますが、やはり医師の診察を受けた方が花粉症の症状は改善しますか?

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

完全に改善するとは言い切れませんが、実際に患者様の症状を確認して適切な薬を処方しますので基本的には症状は改善、もしくはやわらぐはずです。

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/12/ogasawara-300x300.jpg
小笠原

そうしますと、どんな人が受診した方がよいですか?

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

市販の薬を飲んでいても辛いと思ったらでしょうか。ドラッグストアには花粉症の薬もたくさんありますので、それで症状が治まっている場合は診察を受ける必要はないと思います。

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

診察を受けた場合は、専門知識を持った医師が患者様の症状を診断し、それに適した薬を処方できるので、市販の薬を自分で選んで飲んでいる場合よりも症状が改善する可能性は高くなると思います。

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/12/ogasawara-300x300.jpg
小笠原

医療機関で処方してもらった薬は市販の薬よりもよく効くイメージがありますからね。次回は花粉症の薬についてもう少し詳しく聞かせてください。

https://www.team-medical.or.jp/wp-content/uploads/2023/05/dr-yoshida-300x300.png
吉田 医師

わかりました。当院でよく処方している花粉症の薬を確認しておきますね。

この記事を監修した医師内科 吉田医師

このような方はご相談ください

  • 花粉症がつらい
  • 毎年花粉症になる
  • 市販の薬で満足できない

花粉症の診察の詳細を確認する